金の取引価格を調べる方法

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資産としての金や、アクセサリーとして所有している金を売りたい場合、できるだけ高く売るためには金の取引価格を知っておくことが重要です。ここでは、日々変動する金の相場を調べる方法を紹介します。

金の取引価格を調べる方法

買取店のホームページを見る

金の買取を行っている店では、ホームページでその日の取引価格を公開していることがあります。店頭小売価格、小売価格の前日比、店頭買取価格、買取価格の前日比などがわかるので、金の値段が今いくらなのか、昨日より上がったのか下がったのかなど、効率良く情報を入手できます。

また、買取店のホームページによっては、期間を指定するとその間の買取価格推移が見られます。1日ごと、1年ごとの価格推移や過去の値動きがわかるため、金の売却によってどの程度の利益が出せるかを推測することができます。

また、相場の動きを知ることで、いつ売れば高く売れるかが把握しやすくなるでしょう。

新聞の相場欄を見る

金の価格は新聞にも毎日掲載されています。読売新聞･朝日新聞・毎日新聞の三大紙と、日本経済新聞・産経新聞には金の取引価格が載っています。これらの新聞をとっていない場合、コンビニエンスストアで購入することも可能です。

掲載されている場所は新聞によって違いますが、基本的には「貴金属地金」の欄に書かれています。

新聞で確認する場合の注意点は、新聞の特性上「情報が昨日のものである」ということです。新聞を見て高かったから今日売ろうと思っても、店頭に行くと下がっているということがあるため、気を付けてください。新聞の金取引価格はあくまでも参考と思った方が良いでしょう。

金の取引価格を調べる時の注意点

過去の取引価格を確認する

金の取引価格の相場を知らない場合は、今の取引価格だけを見ても、それが高いのか低いのか判断ができません。現在の価格だけでなく、過去の価格推移を見ることで現在の相場感が把握でき、売るタイミングを見計らうことができます。

取引価格と買取価格は一致しない事がある

ホームページや新聞で取引価格を調べてから買取店に行ったのに、実際の買取価格と相場が一致しないことがあります。

理由としては、買取店が利益を出すために差額を設定している場合が考えられます。公開されている金取引価格より低い価格で買取り、お店の利益にしているということです。

買取店も利益を出すためにさまざまな手法を用いているため、お店によって買取価格が異なるのはよくあることです。売る側としては、公開されている金取引価格と差額のないお店や、手数料がかからないお店を選ぶことが重要になります。

小売価格ではなく買取価格を見る

金の相場を見ていると、「税込小売価格」と「税込買取価格」というものが出てきます。字が似ているので混同しがちですが、意味は異なるので注意しましょう。

税込小売価格は、金の小売り価格に税率をかけた価格であり、金を買う際に参考にする価格です。

一方、税込買取価格は、金の買取価格に税率をかけたもの。金を売る場合には、税込買取価格を確認してください。

金の買取価格が変動する理由

日々変動する金の買取価格は、なぜ一定ではないのでしょうか。主に3つの要因があります。

1つは、世界の経済状況によるものです。例をあげると、リーマンショックの際には経済は大きなダメージを受けましたが、金は実物資産として価値が高まり価格が上がりました。

2つ目は金の需要と供給によるものです。金が希少になれば価値が上がり、逆に余剰になれば価値が下がります。このように、市場の需要と供給のバランスによって価値が変動します。

3つ目の要因は為替の影響です。為替の価格も日々変動しますが、金の取引価格もそれに影響されて上下します。円高ドル安では金の価格は下がり、円安ドル高になると金の価格が上がる傾向にあります。